あらゆる出来事のもっとも良い面に目を向ける習慣は、年間1000ポンドの所得よりも価値がある
D・カーネギー 「道は開ける」 より
ーサミュエル・ジョンソン博士(イングランドの文学者)
※1000ポンドは約100万円です。(1950年の為替参考。1ポンド=1000円)
(本書が出版されたのは、1948年なので、多少の誤差はあるかもしれません)
こんばんは。
うーたそです。
上の格言は、現代人の多くが抱える悩みを乗り越え、自分自身の人生を取り戻すということをテーマに掲げた「道は開ける」という本のPART4-15「百万ドルか、手持ちの財産か?」の一節に出てきた言葉です。
おおよそ100万円と言えば、額面で30万くらいもらってる人で考えると約3か月分の働き分に値します。
そう考えると、良い面に目を向けるという習慣がどれほど価値があるものなのか分かって頂けると思います。
本編で、良い面に目を向ける習慣がどんなことなのか紹介します。
今回は第15回目です。まだ1回目を読まれていない方は、
以下リンクから第1回目から読めますので、気になる方は読んでみてください。
1.D・カーネギー「道は開ける」とはどんな本?
ベストセラーである「人を動かす」の著者であるD・カーネギーさんが書いた「HOW TO STOP WORRYING AND START LIVING」の日本語訳版が「道は開ける」です。
本書では、多くの悩みを持つ私含む多くの迷える子羊たちに向けて、送られた「悩みや心配ごとを抱えるのはやめて、自分たちの人生を取り戻そう」ということをテーマに書かれた本です。
この本は元々借りて読んでいたのですが、自分用についに購入してしまいました。
気になるところには、線を引いたりして、この本の内容がしっかり習慣されるよう読み深めていきます。
各PARTでは、著者の体験や様々な人の体験を通した悩みの解決方法を具体的に記されています。そして、その方法を簡潔にまとめたものが各PARTの終わりに書かれています。
2.PART4-15「百万ドルか、手持ちの財産か?」を読んでの感想
PART4-15「百万ドルか、手持ちの財産か?」を一言で言うと、
自分の恵まれているところはなにか。当たり前の生活の中にそれは隠されている。それを見つけて、感謝できるように意識しよう。
です。
それでは、本書の格言も交えながら、詳しく書いていきます。
われわれは自分に備わっているものをほとんど顧慮せずに、いつも欠けているものについて考える。
D・カーネギー 「道は開ける」 より
ー ショーペンハウエル(哲学者)
カーネギーさんは、「自分に備わっているものをほとんど顧慮せずに、いつも欠けているものについて考える。」傾向について、地上最大の悲劇と述べています。
そもそも自分に備わっているものとはなにか。
それは、皆さんにとって当たり前すぎて忘れてしまっているものです。
目が見える
耳が聞こえる
食事が食べれる
二本の足で歩くことが出来る
などなどたくさんの当たり前のことです。
これらは一般人にとって当たり前のことですが、これらが当たり前に出来ない人も居ることも事実です。
私含めた一般人はお金持ちでもないし、仕事の悩みなど多くあるかもしれませんが、考え方を変えると恵まれた存在だと思いませんか。
当たり前すぎて、見飽きたことに多くの喜び・恵みがあるのです。
当たり前のことに感謝をする。それこそが、冒頭に述べた
「もっとも良い面に目を向ける習慣は、年間1000ポンドの所得よりも価値がある」
という格言に繋がるのです。
嫌なことは数え上げたらキリがありません。
自分たちが恵まれているものに目を向けていきましょう。
3.まとめ
今回は、PART4-15「百万ドルか、手持ちの財産か?」を読んだ感想と心に残った言葉を書きました。
この章では、「目の前の嫌なことよりも、当たり前の恵まれている点に感謝しよう」ということが書いてありました。
言うのは簡単です。実行するのが難しい。
私も日ごろの当たり前に感謝していきます。
友人・家族・健康な身体・ご飯が食べれる当たり前のことに感謝します。
皆さんも一息ついて、自分の恵まれてるものについて考えてみるのもいいかもしれません。
本日はこのくらいで締めようと思います。
この本をさらに読み進めていって、悩みの対処法をまとめて自分の備忘録。そして皆さんの役に立つことが出来ればいいなと思います。
しばらくは、「道は開ける」の読書感想シリーズで行きたいと思います。
これからは自分自身のアウトプットの練習含め、なにか一つでも読者の方に役に立つことを書いていければいいなと思います。
次回はPART4-16「自己を知り、自己に徹しよう」について書きたいと思います。
次回更新した際にもまた読んで頂けると幸いです。
どうもありがとうございました