人間は生まれつき感謝を忘れやすくできている。だから絶えず感謝を期待していることは、みずから進んで心痛を求めていることになる。
D・カーネギー 「道は開ける」 より
こんばんは。
うーたそです。
上の格言は、現代人の多くが抱える悩みを乗り越え、自分自身の人生を取り戻すということをテーマに掲げた「道は開ける」という本のPART4-14「恩知らずを気にしない方法」の一節に出てきた言葉です。
この言葉を聞いて、ギクッとしてしまいました。
自分の行動を振り返ると、感謝されて当然だと思う行動に対し、感謝されなかったときに嫌な気持ちをしたことを思い出しました。
でもそれって私の独りよがりの姿勢なのであって、感謝されて当然だなんて思う気持ち自体おこがましいですよね。
「お金を貸すときは返ってこないものだと思って貸しなさい」という言葉を私は聞いたことがあります。まさに、この言葉のように、良かれと思ってやる行動は、何も見返りは求めてはいけないということですね。
今回紹介する本は私の尊敬する人生の大先輩からお借りした本です。
大先輩に私は感覚派で感情・思ったことを言語化するのが得意じゃないと言われたので、自分が感じたことを言葉にする練習も含めて書いていきたいと思います。
結構分厚い本なので、少しずつ書いていこうと思います。
今回は第14回目です。まだ1回目を読まれていない方は、
以下リンクから第1回目から読めますので、気になる方は読んでみてください。
1.D・カーネギー「道は開ける」とはどんな本?
ベストセラーである「人を動かす」の著者であるD・カーネギーさんが書いた「HOW TO STOP WORRYING AND START LIVING」の日本語訳版が「道は開ける」です。
本書では、多くの悩みを持つ私含む多くの迷える子羊たちに向けて、送られた「悩みや心配ごとを抱えるのはやめて、自分たちの人生を取り戻そう」ということをテーマに書かれた本です。
読み終わっていないですが、オススメ出来る本です。
自分用にも欲しいと思い、ついに購入してしまいました。
各PARTでは、著者の体験や様々な人の体験を通した悩みの解決方法を具体的に記されています。そして、その方法を簡潔にまとめたものが各PARTの終わりに書かれています。
2.PART4-14「恩知らずを気にしない方法」を読んでの感想
PART4-14「恩知らずを気にしない方法」を一言で言うと、
感謝を期待するのではなく、与えることによって得られる喜びを見つけよう。
です。
それでは、本書の格言も交えながら、詳しく書いていきます。
私が今日これから会おうとしているのは、おしゃべりで、利己的で自己中心的で、恩知らずの人間どもだ。だが私は別に驚きはしない。そんな連中のいない世界など想像できないのだから。
D・カーネギー 「道は開ける」 より
ーマルクス・アウレリウス(第16代ローマ皇帝)
この言葉はローマ皇帝の中でも賢者と呼ばれていたマルクス・アウレリウスが日記に残した言葉です。
これは、自分たち含め人間は感謝を忘れやすいものだということを私たちに教えてくれます。このように考えれば、感謝されないとしてもイライラすることはないでしょうし、もし、感謝されるようなことがあればそれは大きな喜びになるはずです。
私自身、感謝を期待して裏切られた経験はたくさんあります。
今までの私の考えは捨てて、根本から変わらなければならないみたいです。
これからは、感謝を期待せず与えることによって得られる喜びを探さなくてはなりません。
この世で愛される唯一の方法は、自分から愛を要求しないことであり、返礼を期待せずに愛情をふりまき始めることなのだ。
D・カーネギー 「道は開ける」 より
例えば、恩着せがましく何年も前のことに対して恩着せがましく言ってくる人ってあんまり関わりたくないですよね。
逆に、いつもみんなに素敵な笑顔を振りまいて、親切にしている人が居たら、なんだか気分がよくなります。そして、また会いたいって私なら思います。
別に好きでもない人に愛想よくしろってことではないと思います。
(人によってはそういう部分を利用しようとする人もいるので)
なにはともあれ他人の幸せを考えられる優しい人間になりたいですね。
3.まとめ
今回は、PART4-14「恩知らずを気にしない方法」を読んだ感想と心に残った言葉を書きました。
この章では、「感謝を当然のものと思わない。無償の奉仕に喜びを感じることこそが、幸せになる秘訣なのだ。」ということが書いてありました。
理想人は他人に好意をほどこすことから喜びを得る
D・カーネギー 「道は開ける」 より
ーアリストテレス(古代ギリシャの哲学者)
他人への親切、好意をほどこすことに喜びを感じることが出来たなら。
きっと、色んなことが楽しく感じられると思います。その上感謝なんてされたら、嬉しくてスキップでもしたくなりそうな気分になってしまいそうです。
1日1つでも他人が喜ぶことを実践していきたいです。
本日はこのくらいで締めようと思います。
この本をさらに読み進めていって、悩みの対処法をまとめて自分の備忘録。そして皆さんの役に立つことが出来ればいいなと思います。
しばらくは、「道は開ける」の読書感想シリーズで行きたいと思います。
これからは自分自身のアウトプットの練習含め、なにか一つでも読者の方に役に立つことを書いていければいいなと思います。
次回はPART4-15「百万ドルか、手持ちの財産か?」について書きたいと思います。
次回更新した際にもまた読んで頂けると幸いです。
どうもありがとうございました