こんばんは。
うーたそです。
今回は「BRAIN DRIVEN」という本を読んで、ストレスと上手く付き合う方法が書かれていたので、一部抜粋して紹介していきます。
私は性格診断を実施したところ、ストレスを受けやすい。打たれ弱いという診断結果が出たので、ストレスと上手く付き合う方法を探していたところ、ちょうどこの本に出会いました。
自分はすごい運がいいなーと思いながら、読み進めていくと、とても役立ちそうな情報がありました。
それではさっそく書いていきます。
1.「BRAIN DRIVEN」という本について
本書は、応用神経科学者である青砥瑞人さんによって書かれた本です。
本書は
「モチベーションのコントロール」
「ストレス対処法」
「クリエイティビティを高めるために」
これらの3部構成です。
モチベーションの高い・低い状態、ストレスが高い・低い状態、クリエイティビティの発揮されている脳の状態を神経科学の知見から教えてくれます。
私たちの脳がどのように働くのかということが分かりやすく説明されています。
神経科学における難しい言葉は出てきますが、難しい言葉について知らなくても、スラスラ読むことが出来ました。
2.ストレスと上手く付き合う方法
そもそもストレスは過剰な状態はもちろん悪いですが、適度にあることはむしろ私たちにとっていい影響もあります。
例えば、締め切り直前になると、集中力が高まって作業が捗るという経験をしたことがある人も多いと思います。
これは締め切りというストレスがプラスに働いた例です。
逆に、常に上司に怒られることを恐れて、仕事に取り組むことは、ストレスが過剰な状態かもしれません。常に思考の一部が怒られるかもしれないという不安に割かれているので、ミスは増え、記憶への定着もしづらくなってしまいます。
それでは、本書から私が学んだストレスと上手く付き合うための方法を書いていきます。
ストレスと上手く付き合う方法
超俯瞰視によってストレスを矮小化する
超俯瞰視とは自分の悩みを小さくするために、うまく他者との比較を使うということです。
自分が悩んでるストレスを小さく見えるようにするために他人と比べてみるのです。
例えば、自分が仕事でミスをして落ち込んでいたとしても、周りにはもっと大きなミスをしている人がいるとか。さらに究極的に超俯瞰視すると、どんだけ怒られても死ぬわけじゃない。世界中には、今晩のご飯すらなくて、明日生きてられるかすら怪しい人もいます。
そう考えると、自分のストレスが小さく見えてきます。
超俯瞰視を究極的に行うと「自分は今日1日を生きていられた」と考え、感謝出来るようになり、他のストレスがちっぽけになります。
その日1日を無事に生きられたことに感謝できる人はストレスに対し、過剰反応することはありません。
ただし、このような考え方はすぐに身に付くものではありません。
毎日心を込めて行う人にのみ宿る脳のネットワークだと筆者は述べています。
また、注意点としてこのような超俯瞰視をすることはストレスが過剰な時には、超俯瞰視するための脳の機能が低下しているので、ストレスがほどほどである日常から意識することが必要です。
ネガティブな感情をポジティブな感情に置き換える
人間にとって、ネガティブな感情・記憶ほど記憶に定着しやすいです。
それはなぜか?
それは「原始時代からの名残」です。
野生動物に襲われる記憶、隣の集落に襲われるなどの命の危機に関わるネガティブな記憶は、闘争行動と逃走行動を即座に発揮でき、私たちの遠い祖先の生存率を上げることに一役買っていました。
現代社会の日本において、命の危機に関わることなんて滅多にないでしょう。
しかし、脳の根本的な機能は原始時代からそれほど変わっていません。
だからこそ、嫌な記憶をネガティブなまま放っておくとネガティブな感情として記憶が定着してしまいます。
そこで、今回本書で紹介される考え方が、
「ネガティブな感情をポジティブな感情に置き換える」
です。
具体的にどうすればよいか?
ネガティブな感情の残りそうな記憶や経験に対し、少しでもポジティブな面を見つけるということです。
ここで、松下幸之助さんの言葉をお借りします。
「失敗したところでやめるから失敗になる。成功するまで続けたら、それは成功になる。」
松下幸之助(パナソニック創業者)
「失敗の原因を素直に認識し、『これは非常にいい体験だった、尊い教訓だ』」というところまで心をひらく人は進捗し、成長する人だと思います。」
失敗をただの失敗で終わらせない。何か一つでもいい体験だったと思えるような一面を見つけられるように努力していきましょう。
ネガティブな感情をポジティブに切り替えることが出来れば、ストレスはたまりにくくなります。
不確実性を楽しめるようになる
原始時代において、未知のものを避けるというのは、生存率を上げる上でとても重要でした。
しかし、現代社会において、未知のものを避けるということは、「挑戦を辞め、現状を維持する」ということに繋がってしまいます。
現状維持をぶち破るためには、不確かなものを楽しむ習慣が大切です。
例えば、いつもの通勤でいつもと違う道を通る。普段読まない本を読む。知らない店に入る。買ったことのないものを買ってみる。
日常に少しづつ不確かなものを取り入れていきましょう。
初めは小さなことだったのに、コツコツ不確かなものを楽しむ習慣を継続していけば、いつかは誰も思いつかないような挑戦にトライできるようになるかもしれません。
3.まとめ
いかがだったでしょうか。
少しでも、みなさんにとって役に立てればうれしいです。
今回紹介したのは「BRAIN DRIVEN」のほんの一部にすぎません。
もっとストレスの対処法を詳しく知りたい人や、モチベーションの高め方、クリエイティビティを高める部分が気になる方はぜひ、本書を手に取って読んでみて下さい。
今回は読んで頂き、ありがとうございました。
次回以降もよろしくお願いします。