読書

【人を変える九原則】~D・カーネギー著作「人を動かす」④~

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こんばんは。
うーたそです。
 
 それでは、「人を動かす」の第4章について書いていきます。
 「道はひらける」に続いて、カーネギーさんの代表作であり、世界的ベストセラーでもある「人を動かす」を読みました。
 「道はひらける」同様、この本に書いてあることを実践したら、人生間違いなく今よりも好転すると確信しました。
 読んで学んだことを実践で使えるように理解を深めたいと思い、ブログに書こうと思います。
 また、私のブログを読んで頂いた方にとって少しでもためになるよう書いていきます。


「人を動かす」~あらゆる自己啓発本の原点である不朽の名著~

1.D・カーネギー「人を動かす」とはどんな本?

 D・カーネギーさんが書いた世界的ベストセラーである「HOW TO WIN FRIENDS AND INFLUENCE PEOPLE」の日本語訳版が「人を動かす」です。
 英語を日本語で直訳すると「どうやって友達を得るか。どうやって人々に影響を与えるか」という意味になります。
 本書の内容は、
「どうしたら人とうまく付き合えるか」

「人に好かれるにはどうしたらよいか」

「どうしたら上手く交渉できるか」など。

 プライベートの交友に留まらず、ビジネスの世界においても応用が利く様々な原則が書かれています。

 これらの原則はどんな職種においても役立ちます。

 私は社会人になってから仕事以外の友人を作ったりすることがあんまりなかったので目から鱗情報がたくさんでした。
 私みたいな人にはもちろんおすすめしたいですし、人間関係に困ってない人でも、読めば、なるほど!となる情報がいくつかきっとあります。
 
 ちなみに私が読んだのは「新装版」です。
 「文庫版」もあるそうですが、「文庫版」は薄くて持ち運びしやすいですが、その分「新装版」に比べ、一部割愛されていたり、省略されている部分が一部あるそうです。

 「新装版」では、全てで4つの章に加え、付録章があります。

第1章 「人を動かす三原則」

第2章 「人に好かれる六原則」

第3章 「人を説得する十二原則」

第4章 「人を変える九原則」 

付録章 「幸福な家庭をつくる七原則」

 今回は第4章 「人を変える九原則」 について書いていきます。

2.第4章「人を変える九原則」について

 まず結論として、本章で紹介されている「人を変える九原則」を紹介します。

 
 それでは、各原則にいて書いていきます。

1.まずほめる

相手に「ダメ」と言ったり、注意を与えるときには注意が必要です。ストレートに伝えてしまっては角が立つことがあります。相手からの信頼は得られないどころか反感・嫌悪感すら抱かれてしまうかもしれません。

 そうならないためにも、まずはほめてみましょう。相手のいいところや尊敬出来るところをほめてから指摘をしましょう。
 その方が相手も気持ちよく聞き入れてくれるはずです。とは言っても、急にそんなことをされても見え透いた手口だと思われてしまうので、日頃から人のいいところを見つけて言葉にすることを習慣にしていきたいですね。

 しかし、言い方には注意が必要です。

 ほめた後に、「しかし」、「だが」のようなネガティブな言葉が来ると相手の気持ちは冷めてしまいます。なので、ほめた後には「そして」というようにするといいです。

 私は何かと人のネガティブな面に注目しがちなところがあるので、もっと人のいいところに注目してポジティブな面に着目して人それぞれの良いところ・強みを見つけたいです。

2.遠まわしに注意を与える

 遠回しに注意を与えるというのは、簡単そうで難しいです。

 本書にいくつかの例があったので、1つ紹介します。

  それはあるお店の話です。

 ワナメーカーさんは1日に1度彼の店を見まわることにしていました。
 ある日、1人のお客さんがカウンターの前で待たされていることに気付きました。
 店員は談笑をしていて、そのお客さんには気付きません。そこで、ワナメーカーさんは何も言わずに接客をし、注文を聞き、品物の包装を店員に頼み、何も言わずにそのまま店を出ました。

 ワナメーカーさんはお客さんに気付かなった店員を責めるような批判や注意をしていません。もし、そのようなことをしていたら、店員は気分を悪くし、態度の悪い接客をしていたかもしれません。

 遠回しに注意を与えれば、自分で気付き、自主的に行動を改めてくれるでしょう。自主的というのが非常に重要です。
 人間は他人に言われて行動するよりも自主的に行動した方が力を発揮します。

 ここで注意してほしいのが相手が遠回しの注意に気付かないからと言って、こちらがイライラしてしまっては元も子もありません。
 そんな時は、ほめてから、指摘する方法をとるといいかもしれません。

3.自分のあやまちを話す

 人に小言を言う場合、謙虚な態度で、自分は決して完全ではなく、失敗も多いがと前置きして、それから間違いを注意してやると、相手はそれほど不愉快な思いをせずに済むものだ。

「人を動かす」、D・カーネギー著

 後輩や部下に注意を与える際、自分が初めて同じ作業をやった時の大変さを忘れ、ついつい先輩風を吹かせながら、指摘しまいがちです。

 上下関係があるので、上の者が下の者に対し、注意を与えることが多くなるのは当然のことかもしれません。しかし、それでは下の者の気持ちはどうなるでしょうか。

 いつも小言や注意を受けていては、気持ちよく仕事が出来なくなるのではないでしょうか。

 初心に立ち返って、自分のカッコ悪い姿をさらすのは恥ずかしいかもしれませんが、過ちを話す方がより、信頼関係を築けます。

4.命令をしない

 命令ではなく暗示を与える。

 ×「~~やれ」

 〇「~~するのはどうだろう?」

 暗示するような指示をすることで、常に自主的にやらせ、失敗によって学ぶよう促します。
 こういうやり方だと、相手は自分の過ちを直しやすくなります。さらには自尊心を傷つけず、重要感を与えることにもなります。自主的に考えることで、普通では思いつかないようなクリエイティブなアイデアが生まれる可能性もあります。

 どんなに明らかな誤りであっても厳しい口調での命令はあとにしこりを残します。
 皆さんもそんな経験はありませんか?

 命令を質問の形に変えてみる。意識1つで簡単に出来そうです。

5.顔をつぶさない

 相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪におちいらせるようなことを言ったり、したりする権利は私にはない。大切なことは、相手を私がどう評価するかではなくて、相手が自分自身をどう評価するかである。相手の人間としての尊厳を傷つけることは犯罪なのだ(サンテグジュペリ、作家)

「人を動かす」、D・カーネギー著

 相手の尊厳を傷つけるような物言いをしても犯罪者になるようなことはよっぽどのことがない限りないでしょう。(最近のSNSでの誹謗中傷は例外ですが)しかし、サンテグジュペリさんは犯罪だと述べています。

 それだけ人間にとっての

 「尊厳」

 「自尊心」

 というのはとても重要です。

 自分の方が偉いからとか、あいつは能力がないとか、自分はお客様だからとかそういう問題ではないのです。
 どんな人だって、リスペクト・尊敬される存在です。

 これらは小学生の時に教えられることだと思います。

 「人が嫌がることはしちゃいけない」

 当たり前に言われてきたことですが、大人になって本当に実践出来ているのかと自問すると、悲しいですが出来ていないときも多くあります。

 相手の立場に立って、嫌なことはしない。

 難しいけれど、これさえ出来ればもっと円滑な人間関係が作れます。

6.わずかなことでもほめる

 批判によって人間の能力はしぼみ、励ましによって花開く

「人を動かす」、D・カーネギー著

 まさにこの言葉の通りです。

 人によっては批判を力に変えて、成長する人も多いはずです。

 しかし、多くの人にとっては人に認められ、重要であると感じられた方がより意欲的に楽しく成長できます。さらに自信を持つことで新しいことにも挑戦しさらに能力が開花すると思います。

 それこそ本章での教えです。

 人類の多くが自分の持つ可能性に比べると半分の力も出せていません。 
 自分はダメだとか思っている人にも輝く能力が必ずあります。
 それを引き出すのが、長所を認め、ほめることです。

 ただし、お世辞などの小手先のテクニックではいけません。

 自分が褒められたいなら、まずは自分から周囲の長所を見つけて言葉にしていきましょう。

 その流れがきっと自分にもいずれ回ってきます。

 「情けは人のためならず」

 まさにこの言葉の通りのことが起きるはずです。

 僕も実践していきます。

 「ほめことばは、人間にふりそそぐ日光のようなものだ。それなしには、花開くことも成長することもできない。われわれは、事あるごとに批判の冷たい風を人に吹きつけるが、ほめことばというあたたかい日光を人にそそごうとはなかなかしない。」(心理学者 ジュス・レアー)

「人を動かす」、D・カーネギー著

7.期待をかける

 私自身経験がありますが、期待をかけられるとそれに応えたい。裏切るわけにはいかないという気持ちになります。
 実際期待をかけられることで、気合も入り高い集中力を保って物事に取り組み、成功させた経験が何度もあります。

 逆に軽蔑されたり、どうせ出来ないよ。なんて言われると、自分に対し自信がなくなり、たとえ同じことであっても、常に失敗することが頭によぎり、集中出来ず、普段ならしないようなミスを繰り返すようになりました。

 特に人の上に立つような人間、お父さんお母さんはこのことを意識してほしいです。

 実際に心理学の世界でも「ピグマリオン効果」として知られています。
 「ピグマリオン効果」とは、期待を受けることでその期待に沿ったような行動をとる。というものです。
 絶対に期待した通りになるというわけではないですが、期待するという効果は侮れません。

8.激励する

 子供や夫や従業員を、ばかだとか、能なしだとか、才能がないとかいってののしるのは、向上心の芽を摘み取ってしまうことになる。その逆を行くのだ。大いに元気づけて、やりさえすれば容易にやれると思い込ませ、そして、相手の能力をこちらは信じているのだと知らせてやるのだ。そうすれば相手は、自分の優秀さを示そうと懸命にがんばる。

「人を動かす」、D・カーネギー著

 常にポジティブで前向きに。

 これこそが僕の求める新しい人生です。

 ネガティブなことが起きても、それを成長のチャンスと思うのか。自分の悲劇を嘆くのかそれは自分次第です。

 それは他人に対しても同じです。

 ののしるよりもほめる。ミスをしてもそれを将来に繋げられるように。

 いいところに注目する。

 長所が伸びれば、自ずと短所も補われます。

9.喜んで協力させる

 人を変える(何かをお願いする)必要が生じた際に考えるべき、6つのことが本書に書かれていましたので紹介します。

一、誠実であれ。守れない約束はするな。自分の利益は忘れ、相手の利益だけを考えよ。
二、相手に期待する協力は何か。明確に把握せよ。
三、相手の身になれ。相手の真の望みは何か?
四、あなたに協力すれば相手にどんな利益があるか?
五、望み通りの利益を相手に与えよ。
六、人にものをたのむ場合、そのたのみが相手の利益にもなると気づくように話せ。

「人を動かす」、D・カーネギー著

 これを実践したからと言って、思い通りに人が動いてくれることはありません。

 しかし、これらを実践し10%でも成功の確率を高めることが出来れば、その分だけ私たちの人生は好転するでしょう。たかが10%と捉えるか。10%も。と捉えるかは私たち次第です。

 具体例として本書では、責任ある肩書を与える。つまり重要感を与えることで喜んで協力してもらうということが例に出されていました。

 それ以外にも今まで書いてきた、激励したり、期待をかけることも相手に喜んで協力してもらうために役に立ちそうです。

3.まとめ

 今回は、D・カーネギー著作「人を動かす」の第4章を読んだ学び・感想について書きました。
 
 人を変える九原則を学びました。

 「まずほめる」

 「遠まわしに注意を与える」

 自分のあやまちを話す

 命令をしない

 顔をつぶさない

 わずかなことでもほめる

 期待をかける

 激励する

 喜んで協力させる

 私が特に印象に残ったのは、サンテグジュペリさんの相手の自尊心を傷つけることは犯罪なのだ。という言葉です。

 この考えが社会全体に浸透していけば、もっと平和な世の中になりそうな気がします。

 私はまだまだ未熟なので、何度も本書を読み返し、人に尊敬され、他者を自分と同じように扱えるようなカッコいい大人目指して頑張ります。

 今日はこの辺で終わります。
 今回も読んで頂きありがとうございました。

次回は 付録章 「幸福な家庭をつくる七原則」について書きます。
  次回更新した際にもまた読んで頂けると幸いです。
 どうもありがとうございました。

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 カーネギーさんのベストセラー「道はひらける」から学んだことや感想も書いているので、気になる方は下のリンクから読んでみてください。

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    うーたん
    25歳から本格的にウエイトトレーニングにはまり、ボディビル大会への出場を決意。 2022年11月の大会に出場予定。 好きなボディビルダーは「ジュラシック木澤さん」 好きな部位は「大腿四頭筋」 基本的には、日記・雑記ブログです。 マイペースに、自分の好きなように更新していきます。
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