こんばんは。うーたそです。
今回ヤバい本を読んでしまいました。
その本の名前は、「インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学」です。
インターネットポルノ中毒??なにそれ?大した事ないよーって思った方がいれば要注意です。ぜひ、読んで頂きたい。
私は読み進めるほど、自分に当てはまることも多いと思い、どんどん怖くなっていきました。結果、以前よりはポルノを見る回数・時間が減りました。
皆さんもインターネットポルノ中毒の怖さを知ったら、明日からの行動が変わるかもしれません。
1.「インターネットポルノ中毒やめられない脳と中毒の科学」について
本書では体験談や経験談ではなく、科学的根拠をベースに「インターネットポルノ中毒」の恐ろしさが書かれています。
今やインターネットに誰もがどんな時・どんな場所でもアクセスできる時代。場合によっては赤ちゃんですらYoutubeなどのインターネットにアクセスしています。
オーストラリアの統計によると、15~29歳の若い男性の100%がポルノを見ています。男性だけでなく、若い女性の82%もの人がポルノを見ています。
つまり、ポルノ中毒になる可能性のある人はインターネットにアクセス出来る全人類です。
ポルノ視聴によってどのような悪影響が起きるのか。
どんどんエスカレートするポルノに向かう脳のメカニズム
どのようにポルノ絶ちを行えばよいのか。
それらがしっかりとした科学的根拠のもと読み解くことが出来ます。学術的な話も多く、読みにくい部分もありますが、読む価値はあります。
それでは、簡単に本書の内容をまとめていきます。
2.インターネットポルノの恐ろしい悪影響
インターネットポルノを見ることが当たり前になり、中毒になることで起こり得る悪影響を羅列します。人によってもちろん受ける影響は違うと思うので、あくまで参考までに。
コミュニケーション能力の低下
不安・自尊心の欠如
鬱
集中力の欠如
新たな性的嗜好への目覚め(よりハードコアな内容へ向かう)
恋愛が出来なくなる
実際の性行為時に勃起しなくなる
これらはなぜ起こるのか。
それはポルノがある種の中毒症状になってしまっているからです。
ポルノは今やスマホさえあれば、いつでもどこでも昼夜問わず24時間アクセス可能です。その結果、我々は苦労することなく、快楽を得ることが出来ます。
脳は楽な方、現状維持を求めます。つまりポルノ中毒になってしまうと脳はパートナーを作るよりも、社会に出るよりも、もっと楽に快楽を得るよう指示してきます。つまりポルノの視聴+自慰行為です。
また、刺激になれると脳はもっと刺激的なものを求めようとします。その結果、新たな性的嗜好へと目覚め、さらには現実の性行為時に正常に興奮することが出来なくなるのです。
心の声は、「友達・パートナーを作りたい」、「仕事を頑張りたい」、「もっと有意義なことに時間を使いたい」と思っていたとしても、ポルノが習慣になった脳はそのような心の声をかき消します。
3.暴走する欲求
なぜ、ポルノ中毒はそのようにどんどんエスカレートしてしまうのか。
それは、「簡単に」「どこでも」「ほぼ無限に」「アクセス出来る」からです。
さらに、ポルノから得られる性的快楽と中毒性ドラッグは同じ報酬回路を刺激します。
私も含め、皆さんは禁止薬物・ドラッグは使ってはいけない。人生が終わる。と何度も聞いたことがあると思います。しかし、ポルノにはまると人生が終わるなんて誰も教えてくれません。
でも、ドラッグとポルノはほぼ同等の中毒性があると、本書に書かれています。
そう考えると、ポルノ中毒という言葉があながち間違いではない。と信ぴょう性が出てきます。
ポルノを2カ月程度で中毒症状は治まると書かれていますが(個人差あり)、脳の中にはポルノを見ていた時の快楽が記憶に残っているので、何かのきっかけでまたポルノの沼に落ちてしまうことはよく起こりえます。
実際に男性の中には「オナ禁するぞ!!」と意気込んでも、すぐに欲求に負けてしまう経験は誰にでもあるはずです。私自身何十回、何百回とあります。
そのたびに、自分はなんでこんなことも出来ないんだと自信を失うことに繋がります。
4.ポルノを絶って人生を取り戻す
ポルノを絶つことにより得られる効果について書いていきます。
自分の人生を取り戻すことが出来る。
脳の報酬回路を正常化させ、日常的な喜びを楽しめるようになる。
性行為時のEDが治る
集中力の向上
メンタルヘルスの向上
いいことだらけです。完全に絶つことが出来ていない私ですが、ポルノ絶ちを実践し、一部の効果を感じることが出来ているので、少しでも自分の人生を変えたいと思うなら、やってみる価値はあります。
そこで、本書に書かれていたポルノ絶ち方法をいくつか紹介します。
①フィルタリング機能を使う(ポルノサイトの表示を制限する)
これは物理的にポルノを見ないようにするということです。ただし、簡単にフィルタリングを機能を解除することが出来てしまうのが難点です。
②仲間を見つける
何かを始めるなら仲間が居た方が何事も継続しやすいです。ただし、体重のように客観的数値として現れるダイエットと違って、自己申告制であることが難点です。
③運動・瞑想を取り入れる
これは欲求が沸き起こった時に、運動・瞑想を取り入れ気を紛らわすのに役立ちます。
④冷水シャワーを浴びる
冷水シャワーを浴びると、意志力が向上されると言われています。冷水シャワーだけではなく、他の方法とも合わせて使うと効果が上がるかもしれません。
⑤人付き合いをする
現実の人と楽しくコミュニケーションを取ることで、性的以外に楽しいことをする。
⑥趣味・人生の目標を持つ
性的欲求という大きなエネルギーを他の活動に転換します。そのために、趣味・目標を持つことはとても効果手です。
これらの方法は人それぞれ合う合わないあると思うので、色々試してみて下さい。
また、ポルノ断ちは大変で長い道のりだということを認識しなくてはなりません。早い人で2カ月程度で通常状態に戻る人もいれば、長い人では年単位でかかることもあるそうです。
また、通常状態になったとしても、脳はポルノによる快楽を記憶しているので、フラッシュバックする可能性が大いにあります。
気長に考え、ポルノを見てしまったとしても、自暴自棄にならずまた次の日から再開出来れば問題ないです。一番最悪なのは、自暴自棄になりポルノの沼へまた落ちてしまうことです。
5.まとめ
いかがだったでしょうか。今回のブログで皆さんにインターネットポルノの恐ろしさが少しでも伝わったらよいな。と思います。
ブログでは、科学的根拠にはほとんど触れていませんが、本書は科学的根拠に基づかれた本です。根拠はあります。科学的根拠について気になる人はぜひ読んで欲しいです。また、ポルノ中毒に苦しんでいた方の体験談もあるので、共感出来る部分もあると思います。
それではここらへんで終わります。
今回も読んで頂き、ありがとうございます。
また次回も読んでもらえると嬉しいです。