過去を建設的にする方法は、天下広しと言えども、ただ一つしかない。過去の失敗を冷静に分析して何かの足しにする。 ーあとは忘れ去ることだ。
D・カーネギー 「道は開ける」 より
こんばんは。
うーたそです。
上の格言は、現代人の多くが抱える悩みを乗り越え、自分自身の人生を取り戻すということをテーマに掲げた「道は開ける」という本のPART3-11「オガクズを挽こうとするな」の一節に出てきた言葉です。
過去の失敗をプラスに変える素晴らしい格言です。
特に、最後の「忘れ去る」という言葉がいいです。
いつまでも、引きずるな。やれることをやったなら、決別するのだ。前を向け!というメッセージが込められているように感じます。
今回紹介する本は私の尊敬する人生の大先輩からお借りした本です。
大先輩に私は感覚派で感情・思ったことを言語化するのが得意じゃないと言われたので、自分が感じたことを言葉にする練習も含めて書いていきたいと思います。
結構分厚い本なので、少しずつ書いていこうと思います。
今回は第11回目です。まだ1回目を読まれていない方は、
以下リンクから第1回目から読めますので、気になる方は読んでみてください。
1.D・カーネギー「道は開ける」とはどんな本?
ベストセラーである「人を動かす」の著者であるD・カーネギーさんが書いた「HOW TO STOP WORRYING AND START LIVING」の日本語訳版が「道は開ける」です。
本書では、多くの悩みを持つ私含む多くの迷える子羊たちに向けて、送られた「悩みや心配ごとを抱えるのはやめて、自分たちの人生を取り戻そう」ということをテーマに書かれた本です。
読み終わっていないですが、オススメ出来る本です。
自分用にも欲しいと思い、ついに購入してしまいました。
各PARTでは、著者の体験や様々な人の体験を通した悩みの解決方法を具体的に記されています。そして、その方法を簡潔にまとめたものが各PARTの終わりに書かれています。
2.PART3-11「オガクズを挽こうとするな」を読んでの感想
本章でまず、最初に思ったことはオガグズ??ってなに??ってなってしまいました。
オガグズとは、ノコギリで木を切った時に出てくる木のカスのことを言うそうです。
ずっと木のカスって呼んでました笑
オガグズは用途がすごい多いです。以外に身近なところにも活用されています。
- 簡易トイレ(消臭効果)
- エビ・カニの搬送(保水性)
- カブトムシ・クワガタムシ飼育用
- 燃料
- 油吸着
ただの木のカスかと思ってましたが、すごい代物でびっくり致しました。
話がかなり逸れましたが、本題に入っていきます。
PART3-11「オガグズを挽こうとするな」では、
「オガグズ(つまりどうにも変えることの出来ない過去や失敗)はどうしようもない。いつまでも考えるな。」という内容がテーマの章です。
本書の格言も交えながら、詳しく書いていきます。
オガグズは挽いたカスなのです。過去についても、これと同じことが言えましょう。すでに終わったことについてクヨクヨと悩むのは、ちょうどオガグズを挽こうとしているだけなのです。
D・カーネギー 「道は開ける」 より
ーフレッド・フラー・シェッド
私たちは過去に起きた出来事を変えることが出来ますか?
出来ないですよね。
いつまで経っても忘れられない。頭に思い浮かぶ嫌なことってありませんか?
私も忘れられない辛いことや、今でも頭に思い浮かぶ嫌なことがあります。
でも、そういう時間って間違いなく、人生を楽しむにおいて無駄な時間だと思います。
このくよくよしたり、嫌な気持ちを思い出すことを本書では、オガグズを挽くことだと書かれています。
二十人に対して望ましい行動を指示してやるのは簡単だが、その二十人のひとりとして自分自身の教えに従うのは難しい
D・カーネギー 「道は開ける」 より
ーD・カーネギー
本を読んで、学ぶことは簡単なんです。
でも、実際に実行するのはすごい難しいですよね。
「知識は実践されて初めて威力を発揮する」なんて言葉もありますが、まさにその通りです。
私自身本書を読み進めていますが、実践できているのか?と問われると、自信を持ってYES!!と言うことは出来ません。
そんな簡単に身に着けられるものでもないと思いますが、本書を繰り返し読んで、悩みが減って人生に主体性を取り戻せるように、トライアンドエラーを繰り返していきます。
3.まとめ
今回は、PART3-11「オガクズを挽こうとするな」を読んだ感想と心に残った言葉を書きました。
この章では、「いつまでもくよくよするな。失敗・悩みから学ぶことを学んだら、あとは忘れてしまえ」ということが書いてありました。
前回の「ストップ・ロス理論」の考え方にも似てるような気がします。
基本的には、どんな事象もどんな風に捉えるかは、自分で決めることが出来る。
明るい人生にするのか、それとも暗い人生にするのか。それは私たちの考え方・思考でどうにか出来る。そして、今に集中して生きる。どうにも出来ないことはきっぱり忘れる。
言うは易く行うは難し。という言葉がこれでもかとのしかかってきます。
賢い人たちは座ったまま損失を嘆いたりはしない。元気よくその損害をつぐなう方策を探すのだ
D・カーネギー 「道は開ける」 より
ーシェイクスピア(イングランドの劇作家)
自分は賢い人でありたいです。
本日はこのくらいで締めようと思います。
この本をさらに読み進めていって、悩みの対処法をまとめて自分の備忘録。そして皆さんの役に立つことが出来ればいいなと思います。
しばらくは、「道は開ける」の読書感想シリーズで行きたいと思います。
これからは自分自身のアウトプットの練習含め、なにか一つでも読者の方に役に立つことを書いていければいいなと思います。
次回はPART4-12「生活を転換させる指針」について書きたいと思います。
次回更新した際にもまた読んで頂けると幸いです。
どうもありがとうございました