神よ、われに与えたまえ、
D・カーネギー 「道は開ける」 より
変えられないことを受け入れる心の平静と、
変えられることを変えてゆく勇気と、
それらを区別する叡智とを。
ーラインホルト・ニーバー博士
こんばんは。
うーたそです。
上の格言は、現代人の多くが抱える悩みを乗り越え、自分自身の人生を取り戻すということをテーマに掲げた「道は開ける」という本の一節です。
私の尊敬する人生の大先輩からこの本をお借りしました。
大先輩に私は感覚派でよかったことを人に伝える言語化能力が苦手だと指摘頂いたので、自分が感じたことを言葉にする練習も含めて書いていきたいと思います。
結構分厚い本なので、少しずつ書いていこうと思います。
今回は第9回目です。まだ1回目を読まれていない方は、
以下リンクから第1回目から読めますので、気になる方は読んでみてください。
1.D・カーネギー「道は開ける」とはどんな本?
ベストセラーである「人を動かす」の著者であるD・カーネギーさんが書いた「HOW TO STOP WORRYING AND START LIVING」の日本語訳版が「道は開ける」です。
本書では、多くの悩みを持つ私含む多くの迷える子羊たちに向けて、送られた「悩みや心配ごとを抱えるのはやめて、自分たちの人生を取り戻そう」ということをテーマに書かれた本です。
私自身は、最後まで読み終わってはいないですが、読み始める前に比べると、今の方が人生を気楽に過ごせていると感じます。
読み終わっていないですが、オススメ本です。楽天市場で自分用にも1冊欲しいと思い、ついに購入してしまいました。
各PARTでは、著者の体験や様々な人の体験を通した悩みの解決方法を具体的に記されています。そして、その方法を簡潔にまとめたものが各PARTの終わりに書かれています。
2.PART3-9「避けられない運命には調子を合わせよう」を読んでの感想
今回のPART3-9「避けられない運命には調子を合わせよう」を一言で表すと、
「どうにも出来ないことで悩んでもしょうがない、事実を受け入れた方が気楽だよ」です。
それでは、本書の格言も交えながら、詳しく書いていきます。
ものごとをあるがままの姿で受け入れよ。
D・カーネギー 「道は開ける」 より
起こった事を受け入れることが不幸な結果を克服する第一歩である。
ー哲学者 ウィリアム・ジェームズ
私はこの章を読んで、衝撃を受けました。顔面にヘビー級ボクサーの一撃をもらったかのような衝撃です。
皆さん、辛いことや悲しいことがあった時どうしていますか?
あの時こうしたらよかった。自分なんてダメだ。とか考えて、うじうじしたことはありませんか。
私はまさに嫌なことが起きると、ひきずるタイプの人間で、自分自身を責めてしまうことが多い人間です。
この性格で損することが多いと自分では分かっているのですが、なかなか変われません。
今回の章は、私のために書かれてるのでは??というぐらい響いた言葉が多かったので、いつも以上に気合を持って執筆していきたいと思います。
私たちは長い人生を歩むあいだに、どうにもならない不愉快な立場に立たされることが多い。それはどうにもしようがない。選択は私たちの自由である。そういう立場を天命として受け入れ、あるいは、一生を台なしにしてまでも反抗し、神経衰弱になることもできる。
D・カーネギー 「道は開ける」 より
嫌なことがあったとき。辛いことがあったとき。私はそれをポジティブに捉えたいし、そうありたいです。起きてしまった出来事を変えることは出来ませんが、それをどのように捉えるかは、私たちが選択できるのです。
ずっと落ち込んで、ネガティブな出来事として引きずり、文句を言い続けるのか。
それとも、事実を受け入れ、ポジティブな出来事として捉え、前向きに考え、そしてよりよい人生に向けてまた1歩歩きだすのか。
同じ事実でも、私たちがどう捉えるかを選択することでまったく別の事実のようになり得るのです。
この世の中は不完全な世の中だから、辛いこと・嫌なことは必ず起きる。
全く落ち込まないなんてのは無理だけど、事実を受け入れて、前をむけるような人間でいたい。
「盲目であることが悲惨なのでなく盲目状態に耐えられないことが何よりも重要だ」
D・カーネギー 「道は開ける」 より
ーイギリスの詩人 ジョン・ミルトン
本章では、ブース・ターキントンという人物が登場しました。
彼は、「人生のどんな困難でも耐えるが、盲目だけは例外」だと言っていたそうです。
しかし、60歳を過ぎたころに、ほぼ失明寸前になってしまったのです。
それにも関わらず、彼は陽気でした。さらには、視力を失いかけていて、目に映る斑点に対し、「やあ!じいさん!!」という冗談までも言っていたそうです。
たとえ失明という困難であっても、事実をしっかりと受け止め、前向きに生きるという選択肢を選ぶことは可能なのです。
ここまで、辛いことを受け入れる。前向きに生きることを選択すると書いてきましたが、ただ困難を受け止めるだけではいけません。事態が好転するチャンスがあるのならば、私たちは全身全霊をもって挑戦すべきです。しかし、常識で判断して無理だと判断出来るようなことならあきらめて受け入れる心を持つことも必要です。
チャンスがあるなら、懸命に取り組み、どうやっても出来ないことに対してはあきらめて受け入れる姿勢を説いた格言がありましたので紹介します。
全てこの世の病には
D・カーネギー 「道は開ける」 より
治す手だてがあるか、なし
手だてがあるなら見つけよう
手だてがないなら忘れよう
ーマザー・グース(イギリスの童謡)の一節
事態が好転しそうなら、どんどん新しいことに挑戦してみましょう。
どうにもならないことは、受け入れて、それがなかったかのように生きる。
このような強靭メンタルを手に入れたい。
3.まとめ
今回は、PART3-9「避けられない運命には調子を合わせよう」を読んだ感想と心に残った言葉を書きました。
この章では、どんなに辛いことでも、その事実をどう受け入れるかは私自身で選択出来るということを学びました。
私は、うじうじしている自分よりもウキウキしている自分になりたいです。
「幸福への道はただ一つしかない。それは、意志の力でどうにもならない物事は悩んだりしないことである。」
D・カーネギー 「道は開ける」 より
ー古代ギリシャの哲学者 エピクテトス
「我々が不可抗力に逆らうのをやめると、ある種のエネルギーが放出され、そのおかげでもっと豊かな人生を創造することができる。」
ーエルジー・マコーミック
どうにもならないことにくよくよしないで、自分が事態を好転出来ることに集中していきましょう。
私もこのような考え方を持てるように変わっていきたいです。
今回の章は、いい言葉がたくさんありました。
全てを紹介しきれているわけではありませんので、気になる方はぜひ本書を手に取って読んでみてください。
本日はこのくらいで締めようと思います。
この本をさらに読み進めていって、悩みの対処法をまとめて自分の備忘録。そして皆さんの役に立つことが出来ればいいなと思います。
しばらくは、「道は開ける」の読書感想シリーズで行きたいと思います。
これからは自分自身のアウトプットの練習含め、なにか一つでも読者の方に役に立つことを書いていければいいなと思います。
次回はPART3-10「悩みに歯止めをつけよう」について書きたいと思います。
次回更新した際にもまた読んで頂けると幸いです。
どうもありがとうございました