事態をあるがままに受け入れる。つまり起きてしまったことを受け入れることこそ、どんな不幸な結果をも克服する出発点となるのだ。
D・カーネギー 「道は開ける」 より
ーウィリアム・ジェームズ(応用心理学の祖)
こんばんは。
うーたそです。
上の名言は、現代人の多くが抱える悩みを乗り越え、自分自身の人生を取り戻すということをテーマに掲げた「道は開ける」というD・カーネギーが書いた本の一節です。
この本は尊敬する人生の大先輩から借りました。
大先輩に私は感覚派でよかったことを人に伝える言語化能力が苦手だと指摘してもらったので、自分が感じたことを言葉にする練習も含めて書いていきたいと思います。それにプラスして、自分が感じたことや印象に残った言葉を書くことで、読んだことが身に付くようにという思いも込めて書きます。
結構分厚い本なので、少しずつ書いていこうと思います。
今回は第2回目です。
第1回目は以下リンクから読めますので、気になる方は読んでみてください。
1.D・カーネギー「道は開ける」とはどんな本?
ベストセラーである「人を動かす」の著書であるD・カーネギーさんが書いた「HOW TO STOP WORRYING AND START LIVING」の日本語訳版です。
本書では、カーネギーさんご本人も含め、多くの悩みを持つ迷える子羊たちに向けて書かれた本です。
テーマは「悩みや心配ごとを抱えるのはやめて、自分たちの人生を取り戻そう」です。
各PARTでは、著者の体験や様々な人の体験を通した悩みの解決方法を具体的エピソードも交えて、記されています。
そして、各PARTの終わり毎にそのPARTごとのエッセンスが極めてシンプルで分かりやすく書かれているのが特徴です。
私自身悩み多き人間だと自覚しているので、この本を読んで自分の悩みの解消につなげていきます。
そして、このブログを読んでくれた方の悩みも一緒に解消できれば、私としても最高です。
2.PART1-2「悩みを解決するための魔術的公式」を読んでの感想
事態をあるがままに受け入れる。つまり起きてしまったことを受け入れることこそ、どんな不幸な結果をも克服する出発点となるのだ。
D・カーネギー 「道は開ける」 より
ーウィリアム・ジェームズ(応用心理学の祖)
今回はこの言葉が1番印象に残りました。
「今を集中して生きる」これが重要な考えであるということは前回も書きました。すでに起きた悩み・トラブルはすでに自分の手に負えない過去のものとして捉え、今自分がやらなければならないことを直視しする。これこそが悩みと決別するための第一歩になる。
今回のPARTでは、悩みを解決するための考え方(魔術的公式)が書かれています。
その公式は3STEPに沿っていきます。
①客観的状況分析、最悪の事態を予測する
②最悪の結果に従う覚悟をする(一番大事)
③最悪の事態を少しでも好転させるように自分の時間とエネルギーを集中する
本書では、実際にこれを応用して悩みを解決した事例が2つ紹介されています。
その中でとても気に入った考え方が書いてあったので、引用します。
悩みにつきものの最大の欠陥は、私たちの集中能力をうばってしまうことです。
D・カーネギー 「道は開ける」 より
ひとたび悩みはじめると、気持ちが絶えず動揺して、決断力が失われます。
しかし、自分の目をむりやりに最悪の事態へと向けさせ、それに対する心の備えを固めれば、妄想はことごとく消え去り、問題解決のため全力を集中できるような立場に自分を置くことができるのです。
悩みがある時は悩みを頭で堂々巡りさせるのではなく、紙などに実際に書き起こすことが必須です。この紙に書くことが、自分の目をむりやりに事態へと向けさせ、悩みを克服する出発点になります。
そこからは、出来る限り客観的に事実を集め、出来得る行動と生じうる結果を考え、最善の方法を実行するのです。
3.まとめ
今回は、「道は開ける」PART1-2「悩みを解決するための魔術的公式」を読んだ感想と心に残った言葉を書きました。
この章で大事なことは、
1.悩みの可視化(紙などに記述する)
2.最悪な事態を想定し、受け入れる
3.少しでも好転する方法を考え、実行する
この3点です。
特に、悩みの可視化をしないことには、不安や心配の感情により、集中力・決断力が失われてしまいます。
悪い場合には、ストレスによる不眠症・胃潰瘍だとの不調が身体に出てきて、日常の生活を送るのも難しくなるかもしれません。
そうならないためにもまずはしっかりと悩みに向き合うことが大事だと分かりました。
これからも自分自身のアウトプットの練習含め、なにか一つでも読者の方に役に立つことを書いていければいいなと思います。
次回はPART1-3「悩みがもたらす副作用」を読んでみて。について書きたいと思います。
次回更新した際にもまた読んで頂けると幸いです。
どうもありがとうございました。